クラピアには虫が付きにくいとされていますが、やはり植物ですので、四季折々たくさんの虫たちが訪れます。
クラピアには一体どんな虫が付くんだろう…?
そんな疑問に“クラピアを育てて6年目”になるそこそこベテランの私がお答えします。
これから一緒に暮らしていくかもしれない“虫”の事を少しでも知っておくことで、事前に心構えが出来るかと思います。
※写真付きなので、虫嫌いな方は注意してください。
虫の種類
虫と一言で言っても、クラピアの育成に影響を与えない「害のない虫」と、逆にクラピアの育成に悪影響を及ぼす「害のある虫」の2つのタイプが存在します。
害のない虫
まずはクラピアにとって害のない虫から紹介していきます。
ダンゴムシ
クラピアを植えているから現れるというわけではありませんが、普段から見かけることができる虫で、庭でも時折目にします。
クラピアが伸び過ぎた部分や、庭の端に隠れていることがよくあります。
バッタ
バッタは様々な種類が観察されます。
自宅の庭では「オンブバッタ」や「ショウリョウバッタ」等を見かけました。
ただクラピアに住み着いているというより、庭の周りにいたバッタが遊びに訪れているような感じがします。
ミツバチ
クラピアは花が咲くので、ミツバチがクラピアの花々から吸蜜しにやってきます。ぶっちゃけその数はかなり多いです。
ただ、ミツバチたちは一般的におだやかな性格を持っており、こちらから何か仕掛けなければ積極的に襲ってくることはありません。実際、私も一度も刺された経験がありません。
※刈り込み行って花を除去すれば、ミツバチは寄り付かなくなります。
チョウ
蝶もミツバチと同じで、花の蜜を求めて飛んできます。パタパタ飛ぶ姿はとてもかわいらしく、苦手な方はあまりいないのではないでしょうか。
害のある虫
次に、クラピアの成育を阻害するような害虫を紹介します。
ネキリムシ
ネキリムシは昼間は土の中に潜んでおり、夜になると姿を現します。地表で植物をかみ切る厄介な害虫です。
クラピアがかじられてしまった場合、当然ながら枯れてしまうため、対策が必要です。
1番有効な対策は薬剤の使用ですが、もしも薬剤に抵抗がある場合は、クラピアに水をたくさん与え続けると、土の中で苦しくなるためか、時折地表に姿を現すことがあります。
コガネムシ
私のクラピア栽培において1番厄介だったのがこの「コガネムシ」です!!
暖かくなってきた夕暮れ時に大量発生していました!!
クラピアを育て始めて「4年目」に起きたた大事件です…暗くなり始めた頃になぜか庭に集まって来て、低空をブンブンと音を立てながら飛び回っていました…。昼間は全く見当たらないので普段ははそんなに気になりませんでしたが、薄暗くなってからの大集会にはビックリさせられました!
しかし、クラピアに実質的に被害をもたらすのは「コガネムシの幼虫」の方です。
コガネムシの幼虫
コガネムシの幼虫はクラピアの根を食害するので、かじられたクラピアは枯れてしまいます。
クラピアに枯れている部分があり、気になってその部分を掘り起こしてみると、何匹ものコガネムシの幼虫が姿を現しました。
私のクラピア栽培で1番の被害だったのが、この「コガネムシの幼虫」です。
今は薬剤を撒いてだいぶ落ち着いていますが、恐ろしい光景でした…。
ガチで100匹以上いたで!!
対処法
クラピアの虫に対する解決策は以下の2つがあります。
- 草丈を低く保つ
- 薬剤を使用する
草丈を低く保つ
まず、草を刈り込んで低く保つことです。草を低く刈り込むことで、虫が住みにくい環境を作れます。
虫は隠れる場所を好むため、地面に這う草は虫にとって住みにくい環境といえます。
定期的に草を刈ることで、虫の侵入を防ぐだけでなく、花も同時に刈り取ることができるので、ハチも遠ざかります。
薬剤
次に、土壌に潜む「ネキリムシ」や「コガネムシ」の幼虫に対処する方法としては、薬剤を使うのが最も効果的です。
もし「小さなお子さま」や「ペット」がいない環境なら、薬剤を速やかに使用することが最良の方法です。
まとめ
要約すると、クラピアだけでなく、自然界の植物は、ある程度虫や害虫が発生する傾向があります。
しかし、適切に対処することで、害虫の数を減らすことができます。
害虫を減らすことは重要ですが、蝶やバッタなどの無害な昆虫は、自然を感じたり、子供が喜んで捕獲したりする楽しみもあります。
『庭は小さな大自然』
虫にはいい虫と悪い虫がいますが、それぞれと上手に付き合って楽しいクラピアライフを満喫していきましょー!
▽クラピアの品種について詳しく解説した記事もあるので、興味のある方は参考にどうぞ↓
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