
ミニトマトは、家庭菜園初心者にもおすすめの定番野菜。
しかも、ちょっとしたコツを押さえるだけで甘くておいしいトマトがたくさん収穫できます。
今回は、植え付けからお世話の仕方、脇芽を使った挿し木の方法までをまとめました。
ミニトマト栽培の基本
植え付け時期

- 苗を植えるのは 4月中旬〜6月中旬 が適期
- ゴールデンウィーク以降に購入すると失敗が少ない
- 6月下旬〜9月中旬にかけて収穫を楽しめる
初心者は種からよりも苗から育てる方が安心です。
良い苗の選び方
- 葉が濃い緑色で厚みがある
- 茎が太く真っ直ぐ
- 節間が短く揃っている
- 花やつぼみが付いている
- 根がポットの底から見える
- 病害虫の被害がない
少し高価ですが、接ぎ木苗は病気や害虫に強いのでおすすめです。
甘いトマトを作るコツ
- 高畝にして排水を良くする
- 水やりは控えめにして乾燥気味に育てる
(自然農では植え付け後は雨に任せてOK) - バジルなどのコンパニオンプランツを一緒に植えるとさらに味が良くなる
関連記事 : ミニトマトとバジルは最強コンビ!植え付けから収穫までの記録と育て方
栽培の流れ
植え付け
苗と同じくらいの穴を掘り、根鉢を崩さないように植え付けます。
花が付いている場合は、花の向きを手前にして植えると収穫時に作業が楽です。
最後にたっぷりと水をあげましょう。
支柱への誘引
茎が伸びてきたら、支柱に麻ひもでやさしく誘引。

ひもは「葉の下」に8の字にかけて、主枝が折れないようにします。
脇芽かきと2本仕立て
ミニトマトはわき芽を放置すると茂りすぎて風通しが悪くなり、病気や実の味落ちの原因に。
手で折れる柔らかいうちに摘み取りましょう。

第1果房のすぐ下の脇芽を1本だけ残して2本仕立てにすると収量が増えます。
葉の整理
収穫期に果実より下の古い葉は切り取り、風通しを良くします。


病害虫予防や作業性アップにもつながります。
ただし、雨の日の作業は傷口から病気が入りやすいのでNG。
脇芽を使った挿し木で収穫量アップ!
脇芽は捨てずに「挿し木」にすると、苗を買い足さずに株を増やせます。
これにより収穫時期をずらせるので、長くトマトを楽しめます。
挿し木の方法
- 水に浸けて発根させる方法
- 水に切り口を3分の1ほど浸け、日陰に置く⇒1週間ほどで根が出たら土に植え替える
- そのまま土に挿す方法
- 湿度が高い梅雨時なら、いきなり土に挿しても発根します
※乾燥させないように注意
- 湿度が高い梅雨時なら、いきなり土に挿しても発根します
私は30cm近くある大きな脇芽をそのまま土に挿しましたが、最初はしおれても翌日には復活!
トマトの生命力には本当に驚かされます。


収穫と楽しみ方
実が赤くなったら、朝のうちに収穫。

ミニトマトはおよそ3か月間、次々と実をつけてくれます。
自分で育てた無農薬・無肥料のミニトマトは格別。
サラダやパスタはもちろん、そのままおやつ代わりにパクパク食べられます。
まとめ
- ミニトマトは初心者でも失敗しにくい
- 水分を制御すると甘く育つ
- 脇芽は捨てずに挿し木で増やせる
- 少し手をかけるだけで収量が大幅アップ
まずは1株からでも始めてみませんか?
採れたてのミニトマトをそのままかじる喜びは、家庭菜園ならではの特権です。
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