自然農を始めて1年目。
春にダイコンを育ててみたのですが、残念ながら ナガメ という害虫の被害で収穫までたどり着けませんでした…。
今回はその体験を振り返りつつ、ナガメの特徴や予防方法についてもまとめます。
ダイコン栽培の様子
ダイコンは発芽がしやすく、最初はぐんぐん成長してくれました。特別なお世話をしなくても育っていたので「これは大成功かも!」と思った矢先…。
葉っぱに大量の虫がたかっているのを発見!

調べてみると、その正体は ナガメ(長女虫) でした。
ナガメの被害
ナガメはアブラナ科の野菜(ダイコン・カブ・キャベツなど)を好んで汁を吸う害虫です。
被害の特徴
- 葉に白い斑点ができる
- 数が多いと葉がしおれて枯れる
- 成長が止まり、最悪の場合は全滅
実際に私のダイコンも葉がみるみるうちにボロボロになり、復活することなく一生を終えてしまいました…。

ナガメの生態と発生時期
- 発生時期:4月~6月、8月~10月に多い
- 好物:アブラナ科の花や若葉
- 生態:成虫で越冬し、春に活動を始める
つまり春先の若いダイコンは、ナガメの格好のエサになってしまうんですね。
ナガメ対策
自然農なので薬剤は使わず、できる範囲の工夫で防ぐ必要があります。
1. コンパニオンプランツを植える
ナガメが嫌う植物を一緒に植えると被害が減ると言われています。
例 )レタスやマリーゴールドなど。
2. 防虫ネット・不織布で覆う
発芽直後の柔らかい葉は狙われやすいので、ネットで物理的に防ぐのも有効です。
3. 雑草管理
ナガメはアブラナ科の雑草にも寄生するため、畑周辺の草取りをしておくと被害が減少します。
4. 地力を高める
自然農では最終的に「土の力」が一番の対策。元気に育ったダイコンは多少の虫害でも負けにくいです。
自然農と虫との付き合い方
自然農では「虫を敵としない」という考え方があります。
ただし、収穫ゼロになってしまってはやはり悔しいもの…。
今回の失敗を踏まえ、
- 土づくりをじっくり続ける
- 発生時期を意識して栽培時期を工夫する
- 防虫ネットやコンパニオンプランツを取り入れる
といった工夫を試していきたいと思います。
まとめ
- ダイコンは発芽が簡単だが、ナガメの被害で全滅するリスク大
- 発生時期は春と秋、特にアブラナ科の若葉が狙われやすい
- 薬剤を使わないなら、防虫ネット・雑草管理・コンパニオンプランツが有効
- 長期的には「土の力」を高めることが最大の予防策
自然農1年目は失敗でしたが、これは大きな学び。次はナガメに負けないダイコンを目指します!
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