
家庭菜園で人気の根菜「ゴボウ」。
実は収穫するだけでなく、自家採種して翌年以降も育てることができます。
私自身、家庭菜園2年目の初心者ですが、実際にゴボウの種取りに成功しました。
意外と簡単にできたので、その方法や注意点を写真付きで紹介します。
ゴボウの種取り時期
ゴボウの種が採れるのは 9月頃。
収穫せずに畑に残しておくと「とう立ち」して花を咲かせ、そこからタネができます。
- とう立ち:花芽のついた茎が伸びてくること
- 花が咲く → 枯れる → 種ができる、という流れ
つまり「収穫せずに放置」が種取りの第一歩です。
ゴボウの種取りの流れ
① つぼみができる(7月上旬)

- 小さなトゲトゲした「くっつき虫」のような蕾が登場
- とにかく服や軍手にくっつきやすいので注意
② 花が咲く(7月下旬)

- 紫色の花が開花
- 「かわいいのかグロいのか…」と思わず見入ってしまう独特な花姿
③ 茶色く枯れる(9月頃)

- 茎や花が完全に茶色く枯れ上がったら種取り準備完了
ゴボウの種の採り方
準備が整ったら、いよいよ種を採ります。
- 少量なら:指でもみほぐすだけでOK

※注意点:とにかくくっつきやすいので、軍手でやると大変なことになります
- 大量なら:ブルーシートに広げて叩く → ザルでふるう → 風選(風でゴミを飛ばす)
結局は素手で丁寧にやるのが一番ラクでした。
ゴボウの種取りにかかった時間
実際に育ててみて驚いたのは、タネができるまでに1年半かかったこと。
- 【2021年3月】 ゴボウの種まき
- 【2022年9月】 ようやく種の収穫
一度枯れたかと思った株から、翌年また芽が出て花を咲かせ、そこから種が採れました。
ゴボウの栽培サイクル
- ゴボウは 2年生植物(キク科)
- 本来は1年目に収穫できるが、条件によっては2年目に花を咲かせて種をつける
- 地上部を刈り取り、根をそのまま残すと翌春に再び芽が出ることもある
半年で上手く育たなくても、2年目にチャンスがあるので諦めずに育ててみましょう。
ゴボウの種を採った後の注意点
- 採れたてのゴボウの種は「休眠期」がある
- 2〜3ヶ月は発芽しにくいので、すぐに播かずに時間をおいてから使う
まとめ
- ゴボウの種取りは「9月頃」、株をそのまま育てて花を咲かせるのがポイント
- 少量なら手でもみもみ、大量ならブルーシートやふるいを活用
- 本来は半年で採れるが、条件によっては1年半かかることもある
- 採った種は休眠期を考慮して保存すること
初心者でも挑戦できる「ゴボウの種取り」。
収穫とはまた違う面白さがあるので、家庭菜園をされている方はぜひチャレンジしてみてください!
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