庭のグランドカバーを考えてるけど、「クラピア」と「ヒメイワダレソウ」って何が違うんだろう…?
そんな疑問にお答えします。
「クラピア」と「ヒメイワダレソウ」の概要
「クラピア」と「ヒメイワダレソウ」は、庭や公共空間に広く利用されるグランドカバーです。
どちらも繁殖力が旺盛で、環境保全や美観向上に役立ちます。この記事では、それぞれの植物についての違いを詳しく解説していきます。
クラピアの特徴
「クラピア」は日本にも自生している在来種の「イワダレソウ」を品種改良して作られたグランドカバーです。
この植物は、特に乾燥や踏みつけに強く、芝生の10倍の速度で成長するため、短期間で広い範囲を覆い、雑草を抑制する効果があります。
また、クラピアは耐暑性と耐寒性に優れており、気候の変動にも対応しやすい事や、手入れが簡単であることから、ガーデニング初心者にも人気を博しています。
ヒメイワダレソウの特徴
「ヒメイワダレソウ」は南米原産の外来種です。
とても生育力が強く、地面に広がるスピードは芝生よりも速いため、その生育力の強さからグラウンドカバープランツとして植栽されることもある植物です。
しかし、じつはその繁殖力から日本では「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されている植物でもあります。
植えない方がいいんじゃないか?
「クラピア」と「ヒメイワダレソウ」の違い
「クラピア」と「ヒメイワダレソウ」は見た目や特徴が似ていますが、実際には大きく異なります。
そんな2つの植物の特徴を比較してみましょう。
まずは『クラピア』と『ヒメイワダレソウ』の主な特徴の違いを表にまとめました。
【クラピア】 | 【ヒメイワダレソウ】 | |
《草丈》 | 低い | 高い |
《値段》 | 高い | 安い |
《タネ》 | つけない | つける |
《密度》 | 緻密 | 隙間あり |
値段以外はクラピアに軍配が上がります。
それでは少し深掘りしていきます。
草丈の違い
クラピアの方が草丈が低いので、よりグランドカバー向きと言えるでしょう。
草丈が高いヒメイワダレソウは、歩くにも邪魔になりやすく、隠れる場所が多いため虫の住みかにもなりやすいです。
さらに、芝刈機で刈り込みをした場合、草丈が高すぎるとうまく刈れないこともあるので注意が必要です。
値段の違い
ヒメイワダレソウはホームセンターなどで「1ポット200円程」で売っているのに対し、クラピアはネット通販だけの限定販売で、「1ポット550円」で売られています。
価格だけで比べると、ヒメイワダレソウの方がいいように思えます。
タネの違い
クラピアとヒメイワダレソウは、植物の特徴としては大変似ていますが、一番の大きな違いは、クラピアは種をつけないという事です。
密度の違い
地面を覆う密度が高ければ高いほど、雑草防止効果が高いと言えます。
クラピアの方が密度が高く、スカスカなヒメイワダレソウでは防草効果が薄れてしまいます。
結局どっちがオススメ?
さて、「クラピア」と「ヒメイワダレソウ」についての違いを説明してきましたが、結局はどちらを選べばよいのでしょうか。
答えは簡単です。
「クラピア」と「ヒメイワダレソウ」どっちがオススメかというと、間違いなく『クラピア』です!
クラピアは値段が高くてマイナスな点がありますが、グランドカバーの意味(防草、景観、手間)を考えると、全てにおいてクラピアが勝ります。
値段が安いからといって「ヒメイワダレソウ」を買っても、メンテナンスの大変さや、クラピアに比べて景観が悪い事など、必ず後悔する事となるでしょう。
次の写真は自宅に植えたクラピアの写真です。
見てわかる通り、草丈が低く、密に育ったクラピアは、グランドカバーとして最高です!
値段が高いデメリットも、クラピアの成長スピードが早い特徴を利用すれば、少ない数から始めてコストを押さえることも可能です»»クラピアで完全被覆するまでの流れを解説【グランドカバー】
クラピアの品種をまとめた記事もあるので、何を買えばいいか迷った方はぜひ参考にしてみてください↓↓
【2021-最新版】クラピアの新品種が登場/K3·K5·K7を比べてみた!
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