一般的に言われているクラピアの「メリット·デメリット」ってありますよね?
実際の所どうなんだろう…?
そんな疑問をかかえる方に、クラピアを栽培して“6年”になる私が、実際に育ててみて感じた事をぶっちゃけてみたいと思います。
クラピアのメリット【5選】
まずは、クラピアの「メリット」からみていきましょう。一般的によく言われているクラピアのメリットは『5つ』あります。
- 成長が早い
- 手入れが簡単
- 雑草対策になる
- 花は咲くが種が出来ない
- 葉っぱが柔らかい
その他に、「地表温度を下げる」や「土壌流出防止に役立つ」等もありますが、これはクラピア特有の特徴という訳ではなく、グランドカバーなら意外とみんな当てはまるので今回は“除外”します。
それでは、世間一般で言われているこれら『5つ』のメリットに対して、実際に6年間育ててみた私の感想をぶっちゃけます!
①成長が早い
クラピアの特徴としてまず挙げられるのが、この成長スピードの早さです。なんと芝生の“10倍”とも言われている程です。
実は、成長スピードが速いことは、メリットにもなりますがデメリットにもなります!
植えてから全体に広がるまでは成長スピードが早い事が「メリット」になりますが、その後はこれ以上広がって欲しくない所にもドンドン広がっていってしまうので、管理が大変になり「デメリット」となります。
ちなみの私の場合かなり悪条件(無肥料・植えた苗の数が少ない・土質が悪い)が原因で、庭全体に広がるまでに“1年以上”もかかりました…。
▽クラピアの成長の様子はコチラから
②手入れが簡単
クラピアのメンテナンスは「年2~3回」の刈り込み程度ですので、芝生などに比べて管理が非常に“ラク”です。
芝生に比べて、水やりや草刈りの手間は格段に減ります。
確かにメンテナンスはラクですが、雑草が意外に生えるので草むしりの手間がかかります。
思ってたより生えてくる雑草の数が多かったのでかなり大変でした。
なので手入れが簡単と言っても「何と比べて」によって結果は変わってきます。
芝生に比べると手入れが簡単ですが、人工芝と比べると圧倒的に人工芝の方が手入れは簡単です。
③雑草対策になる
葉っぱ同士が密に広がるので、他の雑草を抑制する効果があります。
たしかに条件が整えば、「90%」くらい雑草を抑制できるかな?
条件とは、クラピアは日当たりがいい場所で、足で踏むなどして鎮圧すると、より緻密で隙間なく育ちます。この状態であれば「90%以上」雑草を抑えてくれる事は確かです↓↓
もちろん自然のものなので“100%”雑草が生えないなんて事はあり得ないのですが、ほぼ気にならないと言ってもいいくらいです。
それ以外の、「日当たりが悪い」「鎮圧不足」「クラピアが芽吹く前の3月」「病気や虫の被害で枯れてる場所」など、密に生えていない場所は、その分だけ雑草の抑制効果は薄れます。
特に「クラピアが芽吹く前の3月」は、クラピアがまだ茶色く枯れている時期です。それなのに雑草の方はいち早く芽吹き始めるので、この時期は雑草だらけとなり、草むしりがとても大変になります。
私のような「めんどくさがり屋」は、一切雑草を抜く事を放棄してしまったので、上の写真のような残念な結果になってしまいました。
④花は咲くがタネをつけない
クラピアは可愛らしい花が咲くので、庭がお花畑のような空間になります。しかも“種をつけない”ので、ご近所さんの庭に風で種が勝手に飛ばされて広がってしまうことも防げます。
これは、その通りで助かってます!
“花が好きな方”は見ていて楽しめるのでオススメだし、あちこちに広がってしまう心配もないので安心ですね。
種が飛んで色んな所からクラピアが生えてくるなんて事はないので、“ご近所トラブル”の心配もいりません。
⑤葉っぱがやわらかい
クラピアはやわらかい葉が特徴で、裸足で歩いても芝生のようにチクチクしません。
全くもってその通りです!
個人的に、これはかなり“お気に入りポイント”の1つです!葉っぱが柔らかいので、「子供」や「動物」にもやさしく、裸足で歩くととっても気持ちがいいです。
芝生のように寝っ転がっても葉っぱが服に付きにくい事も、個人的に気に入ってるポイントです。
クラピアのデメリット【4選】
続いてデメリットの紹介です。
クラピアの「デメリット」は“4つ”あります。
- 冬は枯れる
- 病気になる
- 虫がわく
- 値段が高い
①冬は枯れる
クラピアは常緑ではないので冬になると茶色く枯れてしまいます。
これはマジで見た目が悪い…
これが個人的に“一番”のデメリットかもしれません。
ランナーが目立つし、色も微妙で気持ちが悪いです。
②病気になる
クラピアの病気で有名なのが「白絹病」です。水はけが悪いとよく起こります。
まぁ、これは許容範囲かな…。
クラピアは自然のものなので病気になる事は仕方がないことだと個人的には思っています。
やはり人工芝やコンクリートといった人工物とは違うので、病気になるのは当たり前です。
私は6年間で2回ほど「白絹病」になりましたが、適切に対処すれば大事には至らないので、これに関しては許容範囲としています。
③虫がわく
水はけが悪いとナメクジやダンゴムシの棲みかになってしまいます。
また、クラピアは花が咲くのでミツバチがよってきます。
上記の虫達はそんなに気にならないけど、コガネムシの幼虫にはだいぶやられました…
コガネムシの幼虫がクラピアの根を食害してしまうのでクラピアは枯れてしまいます。
こちらは薬剤などで対処出来たのですが、子供がまだ小さく庭に薬剤を使いたくなかったので放置していたらかなりの被害がでました。
④値段が高い
クラピアは1㎡で「2,200円」かかります。
決して安くはないな…。
芝生は「500円/㎡」なのでクラピアは芝生に比べるとだいぶ高いのがわかると思います。
ただし、クラピアの植える数を減らしてコストを下げる方法もあるので興味がある方はコチラから↓
まとめ
個人的にクラピアにして良かったと思うことは「見た目」と「感触」です。
キレイに刈り揃えた後のクラピアはとても見た目がいいし、柔らかい葉っぱの感触は、裸足で歩くととても気持ちがいいです。
逆に悪かった点は「雑草が生える事」と「冬の見た目」が悪いことですかね?
結果的にクラピアを植えた事に対して全く後悔はしてません。
以上がクラピアの「メリット・デメリット」の紹介でした。
実際には「デメリット」もあるクラピアでしたが、それを上回る「メリット」があるのも確かです。皆さんもクラピアのある生活をしてみませんか?
もしクラピアに興味が湧いたらこちらの記事も参考にどうぞ⇒【2022-最新版】クラピアの新品種が登場/K3·K5·K7を比べてみた!
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