クラピアを育てていると、ある日突然あらわれる「黒くてブヨブヨした物体」…それが イシクラゲ です。
見た目は気持ち悪いし、雨が降ると一面に広がるし、放置すると庭が「イシクラゲ畑」に…!
私もクラピア栽培6年目にしてイシクラゲと本格的に戦うことになり、色々な方法を試してきました。
この記事では、
- イシクラゲの発生原因
- 薬剤&手作業での駆除方法
- 実際にやってみた結果(レビューあり)
- 再発防止のための土壌改良
までをまとめて紹介します。
イシクラゲとは?特徴と発生条件
イシクラゲは藻類の一種。
乾燥しているときは黒くカサカサしていますが、雨が降ると水を吸ってゼリー状になり、一気に目立ちます。

乾燥時

水を含んだ状態
- 半日陰や水はけの悪い場所が好き
- 栄養が少ない痩せた土を好む
- 一度根付くと寿命が長く、完全駆除は難しい
【ポイント】
乾燥しているときは目立たないので油断しがちですが、雨上がりに一気に姿を現します。
イシクラゲが発生する原因3つ
- 水はけが悪い土壌
雨がたまる場所はイシクラゲの温床になります。 - 土壌pHがアルカリ性
酸性よりもアルカリ性の土を好む傾向があります。 - 栄養不足の痩せた土
有機物が少ない環境だと、クラピアよりイシクラゲが優位に。
イシクラゲの駆除方法|2つのアプローチ
① 薬剤を使った駆除(即効性あり)
私が試したのは 「コケそうじ」(パネフリ工業) というスプレータイプの駆除剤。
水を含んでブヨブヨになった状態のイシクラゲに直接吹きかけます。


【実践レビュー】
1週間後、イシクラゲが 約8割減少!
雨が降った後でもほとんど目立たなくなり、クラピア優位の庭になりました。
クラピアにもかかりましたが、枯れることはなく安心して使えました。
スプレーするだけなのでとても手軽で、今回の対策の中で1番効果がありました。
② 手作業で削ぎ落とす(安全・低コスト)
薬剤を使いたくない人は、熊手や手で削り取る方法がおすすめ。

一度で完全に取り切るのは難しいですが、短時間で広範囲を処理できます。
【注意】
素手で触ると強烈な泥臭さが残ります。必ず手袋を着用してください。
新しい試み:肥料入り目土で環境改善
薬剤や手作業だけでは再発します。
そこで、芝生用の「肥料入り目土」を撒いて栄養と水はけを改善しました。

- 栄養補給でクラピアが元気に育つ
- 水はけ改善でイシクラゲが発生しにくくなる
- 凹凸が平らになり、見た目もキレイに
まだ完全撲滅とは言えませんが、今年はイシクラゲの量が減り、クラピアの緑が回復してきました。
再発防止のための土壌改良
本気でイシクラゲを減らしたいなら、土壌改良が必要です。
- 川砂で水はけ改善
- 苦土石灰でpHを調整
- 肥料で栄養を追加
これらを行うとクラピアが元気になり、イシクラゲが繁殖しにくい環境になります。
まとめ|80点でOK!継続して駆除しよう
- イシクラゲは「水はけ・pH・栄養不足」が原因
- 薬剤(コケそうじ)や手作業で一時的に減らせる
- 根本対策は土壌改良
- 完璧に駆除しようとせず、定期的にメンテすればOK
クラピアは強い植物なので、少しずつ環境を整えればイシクラゲに負けません。
「庭が黒くなるほどの大量発生」から脱出できた私の体験が、同じ悩みをもつ方のヒントになればうれしいです。
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