
芝生の代替として人気が高まっているグランドカバー植物「クラピア」。
可愛らしい花を咲かせつつ、踏圧や乾燥にも強いのが魅力です。
でも実はクラピアにはいくつもの種類があり、それぞれ特徴が違います。
「どのクラピアを選べばいいの?」と迷う方も多いはず。
この記事では、クラピア全品種の歴史と特徴を整理し、2025年現在販売されている種類(K5・K7・K3)の違いを徹底比較します。
実際にクラピアを育てて8年目の私の体験談も交えながら、最適な品種選びのヒントをお届けします。
クラピアの種類一覧(全品種)
クラピアは品種改良を重ねて誕生しました。
歴史を追うと次の流れになります。
- S1:在来イワダレソウ同士の交配
- S2:イワダレソウ × ヒメイワダレソウ
- K5:イワダレソウ改良種 × ヒメイワダレソウ
- K7:S1から選抜
- K9:在来改良種(非売品)
- K3:K9から選抜
👉 現在、一般販売されているのは【K5】・【K7】・【K3】の3種類です。
各クラピア品種の特徴
クラピア K5
- 花色:薄ピンク
- 花数:多い(庭が華やかになる)
- 成長:早い
- おすすめ:花を楽しみたい人
👉 私が最初に植えたのもK5です。当時はK7がまだ販売されておらず、クラピアといえばK5でした。

花が多い分、庭が明るく見えますが、手入れはやや増えます。
クラピア K7
- 花色:白
- 花数:少なめ
- 成長:早い
- 特徴:花柄が短く、草丈も低め → 管理が楽
- おすすめ:グランドカバー重視、雑草対策したい人
👉 栽培歴8年の私がいま最もおすすめする品種です。
K5に比べて草丈が低く、花も少ないので、刈り込みや掃除の手間がぐっと減ります。
クラピア K3
- 花色:ピンク
- 花数:多い
- 成長:ゆっくり
- 特徴:葉が大きめで分厚いマットを形成 → 防草性が高い
- おすすめ:ゆっくり育てたい人、厚みのあるグランドカバーを作りたい人
クラピア品種比較表
品種 | 花色 | 花数 | 草丈・特徴 | 成長スピード | おすすめの人 |
---|---|---|---|---|---|
K5 | 薄ピンク | 多い | 草丈やや高め | 早い | 花を楽しみたい人 |
K7 | 白 | 少ない | 草丈低め、管理ラク | 早い | 雑草対策・省管理重視 |
K3 | ピンク | 多い | 葉が大きく厚みあり | 遅い | 防草性を重視 |
よくある質問(Q&A)
Q1. クラピアはどの種類が一番育てやすいですか?
👉 K7がおすすめです。
花が少なく草丈が低いため、刈り込みの回数が減り、初心者でも管理しやすいです。雑草対策としても優秀です。
Q2. 花を楽しみたいならどのクラピアを選べばいいですか?
👉 K5かK3です。

K5は薄ピンクの小花がたくさん咲き、庭を華やかに彩ります。
K3はピンクの花と大きな葉で存在感があり、防草効果も期待できます。
Q3. クラピアは日陰でも育ちますか?
クラピアは日当たりが良い環境を好む植物です。半日陰程度なら育ちますが、日照不足の場所では生育が弱くなりやすいです。

どうしても北側など日陰に植える場合は、K7やK3の方が比較的強い印象があります。
Q4. 庭全体に植えるならどの種類が最適ですか?
👉 庭全体をグランドカバーとして使うならK7がおすすめです。
成長スピードが早く、花が少ないので景観がシンプルにまとまり、メンテナンスも楽です。
Q5. 1種類に絞らず、混ぜて植えてもいいですか?
混植も可能ですが、管理が難しくなるのであまりおすすめしません。
例えば、K5とK7を一緒に植えると、花の量や草丈に差が出て、手入れがしにくくなることがあります。
私のおすすめは【K7】
花が少なく、草丈も低いK7はクラピアの完成形に近い品種だと思います。
管理の手間を減らしたい方や、小さなお子さん・ペットが遊ぶ庭にも向いています。
私はK5を植えて花の多さに驚きましたが、正直ちょっと手入れが大変でした。
いま植えるなら間違いなくK7を選びます。
まとめ
- クラピアは「K5・K7・K3」の3種類が販売中
- 初心者や管理を楽にしたい人は K7
- 花を楽しむなら K5やK3
あなたの庭の目的や管理のしやすさを考えて選ぶと失敗しません。
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