サツマイモは「痩せた土でも育つ」と言われますが、4年連続で同じ畝に植えた結果、年々イモが小さくなってしまいました。
今年は思い切って米ぬかを入れたところ、見違えるような大きさと形の良いサツマイモが収穫できたんです!
今回は私の4年間の栽培記録と、芋が小さくなる原因、そして改善のためにやったことをまとめます。
1〜2年目 / 肥料なしでもよく育った
最初の2年間は、肥料を一切あげていないのに立派なサツマイモが収穫できました。
「やっぱりサツマイモは痩せた土地で育つんだな〜」とすっかり安心。
以降も同じ畝に、同じように苗を植えて栽培を続けました。
3〜4年目 / イモが細い…収穫量も減る
しかし3年目から少しずつ芋が細くなり、4年目はさらに悪化。

- 細いイモばかり
- 数も減っている
- 形もゴツゴツで不揃い
原因を考えたときに思い当たったのが、土の栄養不足でした。
毎年サツマイモだけを育てているのに、土に何も足していなかったので、さすがに限界がきたのだと思います。
「痩せた土でも育つ」という言葉を信じすぎて、栄養補給の必要性に気づいていなかったんです…。
サツマイモが小さくなる主な原因
- 肥料の与えすぎ(窒素過多)
→ つるボケになり、芋に栄養が回らない - 水はけの悪さ
→ 根が酸素不足になり生育不良 - 栄養不足
→ 土が痩せすぎで育たない - 日照不足
→ つるや葉ばかり育ち、芋が太らない - 株間が狭い
→ 芋が育つスペースが足りない - 収穫時期が早すぎる
→ まだ太る途中で抜いてしまう
私の場合は、特に 栄養不足が原因だったようです。
原因は「カリ不足」かも?
野菜を育てるためには、三大栄養素と言われる
- 窒素(N)…葉や茎を育てる
- リン酸(P)…花や実を育てる
- カリ(K)…根やイモを育てる
が必要です。
サツマイモは「根の作物」なので、特に カリ(K) が重要。
4年も栽培すれば、土のカリがすっかり使い切られてしまった可能性が高いと考えました。
農閑期に米ぬかを投入
そこで、冬の農閑期に畝の上に
- たっぷりの枯れ草
- 米ぬか
をまきました。

米ぬかは微生物のエサになり、分解される過程で土がフカフカになり、養分も補給されます。

米ぬかは年末までにまくと、植え付け時期までにしっかり分解されてガス害の心配もありません。
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翌年 / 米ぬか効果で大豊作!
米ぬかを入れた翌年は驚くほどの変化が!

- 芋が太い!形がきれい!
- 数も多い
- 味も甘くてホクホク
前年のガッカリ感が吹き飛ぶほど、立派なサツマイモが採れました。
私が変えたのは「米ぬかを入れた」ただそれだけ。
やっぱり土づくりは大事なんだと痛感しました。
米ぬかを使うときの注意点
- 生の米ぬかは発酵するので、寒い時期に投入するのがベスト
- 多すぎると分解に酸素を奪われるので、1㎡あたり一握り〜2握り程度で十分
- 草マルチと一緒にまくと分解が早まる
サツマイモ栽培成功のポイントまとめ
- 同じ畝で毎年育てると栄養不足になる
- サツマイモにはカリが必要
- 冬に米ぬか+草マルチで畝の養分を補給
- 翌年はフカフカの畝で大きな芋がゴロゴロ!
サツマイモは肥料が少なくても育ちますが、4年も同じ畝を使えばさすがに栄養が切れてしまいます。
そんな時は、冬の間に米ぬかをまいて畝をリフレッシュするのがおすすめです。
私もこの方法で、失敗から大成功に変わりました。

もし「最近サツマイモが小さい…」と感じているなら、ぜひ試してみてください!
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