
初めてのソラマメ栽培が一段落。
いよいよ次は、来年のために「種取り」に挑戦します。
そら豆の種取りの基本
そら豆の種を採るには、収穫の誘惑に打ち勝つ勇気が必要です。
食べずにそのまま畑で完熟させ、種用の莢として残します。

種取り用に適した莢の特徴
- 地面に近い位置についている
- 莢の膨らみが大きい
- 病害虫の被害がない
【ポイント】
最下段の莢は株が一番栄養を注ぎやすく、大きく育ちやすいので種に向いています。
失敗談:ほとんど食べちゃった…
「地面に近い大きい莢を残す」
…頭では分かっていても、つい大きいものから食べてしまう。
結果、残ったのはサイズも小さい莢ばかり。
さらに、緑色だった実がやがて黒く乾燥していきます。
収穫のタイミング
種用として収穫するのは、葉も茎も枯れ始め、莢がカラカラに乾いた頃です。

ただし今回の私の場合、カラカラではなくシワシワになってしまい、中の豆は小さくて変色。
種として使えるのは、なんと10莢中3粒だけでした。

原因は、種用の莢を十分に残さなかったことと、熟す前に株全体が弱ってしまったこと。
正しい種の乾燥と保存方法
- 莢から豆を取り出す
- 天日干し(湿気の少ない晴天続きの日に)
- 十分に乾燥させる(カビ防止のため必須)
- 紙袋に入れ、冷蔵庫で保管
- 秋になったら畑にまく
冷蔵庫保存は、温度と湿度が安定しやすく、種の発芽率を保てます。
自家採種のメリット
自家採種した種は、その畑の気候・土壌条件に適応していきます。
つまり、年々“その土地に合った種”に進化していくのです。
これは市販種にはない、自家採種の最大の魅力。
自然農法との相性も抜群で、自給自足の第一歩にもなります。
反省と次回への目標
- 大きい莢は食べずにまず種取り用として確保する
- 種の量を安定させるため、複数株から採種する
- 種用株には水をしっかり与えて最後まで健康に育てる
始めにしっかり種を確保すれば、翌年以降は種代ゼロ。
これぞ自然農&自給自足の醍醐味です。
まとめ
- そら豆の種取りは「我慢」が最大の課題
- 地面に近く大きい莢を選び、完熟させる
- しっかり乾燥 → 冷蔵庫保存で秋まき
- 自家採種で“その土地専用の進化した種”を作れる
次こそは、種をたっぷり残せるように計画的に育てたい…でも我慢できるかな?
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