ゴボウは深く耕さないと育たないと言われていますが、実は“自然農”の不耕起の畑でもよく育ち、柔らかくおいしいゴボウが出来るようです。
ゴボウの種まき
ゴボウは“直根性”のため移植を嫌うので、直まきが基本です。
いつまく?
ゴボウは、一年に“2回”種まきのタイミングがあります。「春まき」の場合は3月中旬以降、「 秋まき」の場合は9月中旬以降に蒔きます。
ただし基本作型は“春まき”のようです。
ゴボウとニンジンは相性がいい
「ゴボウ」と「ニンジン」は、お互いに求めるものが異なり、水や光や養分をうまく分配しあえる関係なので、お互いの生育を助け合える間柄といえます(コンパニオンプランツ)。
▽参考文献
『ニンジンとゴボウは一緒にいると盛り上がるど根性自慢の親友』と、上記の書籍に記載されていました。
親友と呼ばれる仲なら離して植えるわけにはいきませんよね。
なので「ニンジン」を植えた近くに「ゴボウ」の種を植え付けてみました。
「点まき」してみた
「点まき」とは、1株ずつ間隔をとって種を蒔いていくので、大きく育てる作物に向いている方法です。種を植える部分(15~30cm程)の表土を削り種をまきます。
「点まき」に向いてる野菜は下記です。
・ナス、ピーマン、トマトなどの「果菜類」 ・インゲンなどの「豆類」 ・トウモロコシ、ハクサイ、ダイコン、カボチャ、トウガン、スイカ、地這いキュウリなどの「ウリ類」
ゴボウ入ってないやん…。
ほんとは【スジまき】にしたかったのですが、スペースの関係上【点まき】にせざる終えませんでした…。
場所を決める
種をまく場所を決めて、草マルチをかき分けて土を出します(草が生えていたら刈ります)。鎌を差し込み宿根草の根があれば取り除きます。
土が乾かない方がいいので、雨が降った後に植え付けました。
種をまく
土を平らにならし、手で押さえて鎮圧します。そこに種を“3~5粒”蒔きます。「好光性種子」なので種が隠れるくらいに薄く土をかけます。
今回植えた種は「うまいごぼう」です。短めのごぼうの方が“自然農”に向いているとの事なので選びました。
鎮圧/完成
土をかけたら乾燥しないようにしっかり“鎮圧”します。最後に刈った草をかけておくことで、種を乾燥から守ります。
これでゴボウの種まきは“完了”です。
成長/収穫
「1~2週間」で発芽します。本葉が3,4枚になったら何度かに分けて間引き、最終的に株間が10~20cmになるようにします。
間引いた「葉と根」も炒め物などで食べられます。
春まきの場合は、晩秋になり葉が枯れてから翌春になり新芽が出るまでが収穫時期です。
スコップと移植ゴデで株元を掘り、しっかり茎の根本を握って引き抜きます。
▽参考文献
まとめ
ゴボウの種まきは、春(3月中旬以降)にまいた方が良く、出来ればニンジンと一緒の場所で、蒔き方は「スジ蒔き」でも「点まき」でも大丈夫です。
ゴボウの種は、ニンジンと同じで“光を好むのに乾燥を嫌う”という私の苦手な「好光性種子」なので、ちゃんと発芽してくれるかとても心配です。
ニンジンの発芽には苦労させられたな…。
ゴボウとニンジンはワガママなところが“似た者同士”の親友というわけですね!
コメント